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高浜虚子

本名 高浜清 俳人、小説家。愛媛県生まれ。仙台二高中退。 中学時代、正岡子規を知り兄事しました。明治31年から俳句誌「ホトトギス」を主宰。写生文を提唱し、句作をはじめ小説、俳論に才能を発揮しました。昭和初年俳句における「花鳥風月」を唱え、俳壇の中心的存在となりました。句集に「虚子句集」「五百句」「小諸百句」、小説に「鶏頭」「柿二つ」等があります。明治43年から没後まで由比ガ浜に居住しました。

大仏に遠足預け教師煙草 虚子

夏蝶の高く上りぬ大佛

冬空を見ず衆生を視大佛

大佛の下にやすらう古稀の春

大佛の横顔霞む夕哉

春雨や大佛黒み草青む